「ないものは、つくればいい」スターライト工業の生産技術とは? エンジニアリング | コラム

「ないものは、つくればいい」スターライト工業の生産技術とは?

変化するものづくりの現場

少子高齢化による人材不足や原材料・エネルギー価格の高騰、グローバル競争の激化など、

日本のものづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。

こうした中、製造業には生産性向上や品質の安定化やコスト低減、その企業だからこそ生み出せる独自の価値が求められています。

その実現に欠かせないのが「生産技術」です。

製品設計だけではなく、高品質な製品を効率良く、安定して作り続ける仕組みを構築することが、これまで以上に重要になっています。

生産技術ってどんな仕事?

生産技術とは、製品を高品質・低コスト・短納期・安全(QCD+S)で生産するために、

生産設備や製造工程、治具、自動化システムなどを設計・改善する技術です。

例えば、一日に1個だけ作ればよい製品と、毎日1万個以上を安定して生産する製品では、必要な生産方法は大きく異なります。

開発された製品を、お客様が求める品質で安定して量産できる状態にすること。

さらに必要に応じて製品設計の改善提案まで行うことも、生産技術の大切な役割です。

いわば、生産技術は「設計開発」と「製造現場」をつなぐ、ものづくりの架け橋といえる存在なのです。

幅広いものづくりを支えるスターライト工業

スターライト工業は、自動車部品や電機、産業機械向けの高機能樹脂製品を設計・製造するメーカーです。

特に「摩擦・摩耗・潤滑」に関するトライボロジー技術を強みに、製鋼、造船、ロボットなど幅広い産業分野のものづくりを支えています。

また、オリジナル樹脂材料を開発できることも大きな特長です。

材料の開発から製品設計まで一貫して取り組むことで、さまざまな社会課題の解決に貢献しています。

そんなスターライト工業のものづくりは、生産数量の幅広さも特長の一つです。

数個しか必要とされない試作品レベルの製品もあれば、毎月1,000万個規模で供給する量産品もあります。

少量生産では専用設備を極力使わず柔軟な生産体制を構築し、

大量生産では多点取り金型や自動検査設備、梱包工程まで含めた自動化技術を活用します。

お客様が求める品質・コスト・納期に合わせて最適な生産方法を提案することこそ、生産技術チームの腕の見せ所なのです。

「ないものは、つくればいい」

スターライト工業の生産技術の強みは、お客様の使用条件を想定した試験評価製作技術と、それを支える独自の評価設備です。

近年は水素エネルギーの活用拡大に伴い、水素関連インフラ向け製品への期待が高まっています。

そのニーズに応えるため、オリジナルシール材「ALP」を用いたガス・液体水素シール製品の評価技術を自社で開発しています。

例えば、マイナス196℃という極低温環境下で機械特性や摩擦特性を評価できる試験設備を導入し、

実際の使用環境に近い条件で性能を検証しています。

「ないものは、つくればいい」。

これは製品開発エンジニアだけでなく、生産技術チームにも受け継がれているものづくりの精神です。

これからのものづくりのために

お客様から寄せられる「こんな製品はできないだろうか」「こんな過酷な環境でも使える部品をつくれないだろうか」

という声に応えるため、スターライト工業はこれからも技術力を磨き続けます。

見えないところから未来のものづくりを支える。それが、スターライト工業の生産技術です。