スーパーエンプラPEEK材 Vol.2 コラム

スーパーエンプラPEEK材 Vol.2

スーパーエンプラPEEKを活かす使い方とは

PEEK(ピーク)材はとても高い性能を持つのに、王者級の価格、

加工がお姫様のように繊細な点から、採用部品は少数・特殊な用途がほとんど。

私たちは、そんなPEEK材を使って1,000万個/月以上のコピー・プリンター用部品を生産しています

オフィスに必ずあるコピー・プリンターのほとんどは、熱で柔らかくしたトナーを紙に押し付けて印刷する仕組み。

約200℃のヒートローラーを経て印刷物は出来上がります。

ヒートローラーに貼りつく印刷物を剥がすための、先端が尖ったナイフ状の『ハクリ爪』という部品は、

PEEKベースのオリジナル材「エスベア®」を使って生産しているのです。

尖った先端をしっかり補強するために、ガラス繊維の1/10もの太さの極めて細い強化材を樹脂に配合。

その樹脂を射出成形時にしっかり先端まで充填させるため、

金型内の空気を確実に逃がすエアベント設計を行うなどの工夫により、高品質かつハイサイクルな射出成形を実現しています。

PEEKを使いこなすコツ

スターライトは、携帯加熱器向けなどでPEEK材ベースの製品を毎月200万セットも量産するなど、その量産数は業界トップクラス。

その理由は、

①PEEK材 成形専用の加工機・設備がある

精密射出成形に特化した専用設備を自社開発。

もちろん金型設計も自社で行い、どこよりもコスパに優れた製品が提供できます。

 ②PEEK材以外の全てのスーパーエンプラから提案できる

PEEK材の性能を熟知しているのはもちろん、他の全てのスーパーエンプラにも詳しい。

だから、たくさんの引き合いが集まります。引き合いの数の多さも強みです。

きわめて高性能なスーパーエンジニアリングプラスチックPEEK材には、価格面や難加工性などの課題が。

それでも、私たちはPEEK材を活かした量産実績をどんどん増やしています。

その理由とは?

次回に続きます👉スーパーエンプラPEEK材 Vol.3

著者情報

ともにつくる未来のためのコラボレーションプラットフォーム ともつくラボ
長年にわたりプラスチックの可能性を探り続けてきたスターライト工業の技術発信チームです。スーパーエンプラをベースとしたポリマーアロイ化技術を強みに、自己潤滑や帯電制御といった機能設計、大型射出・圧縮などの成形技術、摩擦摩耗や発生ガスの評価技術、樹脂流動・構造解析まで幅広くカバー。環境・エネルギー、少子高齢化・災害対策、次世代モビリティの分野で、パートナーと共に新たな価値創造を目指しています。

交わる知、広がる未来。

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