プラスチックって、実はとても優れた素材なんです。
金属よりも加工しやすい
金属よりも軽い
金属よりもしなやか
さらに、熱を伝えにくいという性質もあって、たとえば暑い日や寒い日にプラスチックの取っ手を握っても、金属ほど“熱っ!”“冷たっ!”とならない。そんな機能を持っているので、身の回りの製品にもたくさん使われているんですね。
でも、そんなプラスチックにも“敵”がいます。それが、製品設計のむずかしさです。さきほどの「優れた点」を製品設計の観点で見ると、以下のような“難しさ”になります。
加工しやすい=金属よりも低温で柔らかくなる=温度変化で形状が変化しやすい
軽い=金属より密度が低い=剛性が低く、熱収縮に耐えられず変形する(そりが発生)
しなやか=寸法の精密なコントロールが難しい
さらに、熱が伝わりにくいという性質も、厚みの差がある製品では、加工時の冷却ムラにつながります。これらのほとんどが、製品の「ソリ」や「ヒケ」といった形状変化に関係しているのです。
そんな問題をパッ!と解決するのが、スターライトのコンポーネンツMBDです。
樹脂の設計、構造解析、樹脂成形、そして製品のさまざまな諸機能確認を、シミュレーションでつなげて高速検証できる技術です。
なぜこの形状でソリが出るのか?温度変化は形状保持にどんな影響を及ぼすのか?この形状で安定した射出成形ができるのか?機能部品として、ちゃんと性能を発揮できるのか?などを「つなげて」事前に確認できます。
ムダを省き、確実な試作品評価をしたい、そんなときには私たちを思い出してください!