「潮の流れが、日本の未来を変える?」─元 マツダ副社長 藤原 清志氏と語る、“再生可能エネルギーの原点” 後編 ともつくニュース

「潮の流れが、日本の未来を変える?」─元 マツダ副社長 藤原 清志氏と語る、“再生可能エネルギーの原点” 後編

瀬戸内海の潮流を活かして、地域に電力を供給する。それも、“小さく・軽く・わくわくする”発電機で。前編ではSETO iS POWER株式会社のネライを説明していただきました。後編では、なぜスターライトと共創しているのか、そしてこれからの活動をお話いただきます!

「これだー!」のひと言で始まった共創

スターライト 辻本:「軽くて丈夫で、しかも海で使える素材」とのことで、当社のBARIAS®に出会ってくださったと聞いています。

SETO iS POWER 藤原氏:そう、もともとプラスチックの複合材料ならスターライトさんっていうのが頭にあったから、栗東事業所の展示ホールに行かせてもらってね。「BARIAS®」って書いてあって、ちょっと触らせてもらったら、「おいおい!これ、軽っ!」って!!!

:あそこでそんなにテンション上げてくださる方、なかなかいらっしゃいませんよ!?

:だって、「海の中で使える、軽くて強いもの」って、ありそうでないんですよ。漂流物が当たっても大丈夫、耐久性もあるって聞いて、「あー、これやわ!」って叫びそうになった(笑)

:藤原さん、いま完全に目がキラキラしていらっしゃいます(笑)

:僕、プラスチックって軽いけど弱いって思ってた。でも、スターライトさんの素材は違ったね。強くてしなやかで、ちゃんと海で使えるように設計されてる。感動したっ!!

試作・検証、そして未来へ

:いま、プロジェクトはどの段階まで進んでいるのでしょうか?

:今はね、ハーフサイズの試作機で、性能検証の真っ最中。軽量化がちゃんと発電効率にもプラスになるのか、逆にデメリットが出ないか─そこを見てます。

:既に、軽いことで設置やメンテがとてもやりやすくなったという話も出ていましたよね。

 

:そうそう!これが大きくて重たかったら、台船も特殊な機材も必要になる。でもね、今回の発電機なら、普段は港に眠っているような未活用の台船でも使えるんですよ。要するに、いまある資産を活かせるってこと。

 

:使われていない資産に新たな役割を与える─それもまた、共創の価値ですね…!

:軽くて丈夫、設置もラク、維持費も抑えられる。これって、離島とか沿岸の小規模な地域にはめちゃくちゃ意味がある。生活インフラを自分たちで“持てる”ようになるって、すごいことよ!

:まさに“地産地消のエネルギー”ですね!

:そう。大きな発電所が一極集中する社会から、自分たちの地域の力で暮らしを支える社会へ。これが、僕の目指すところです。

「やるなら、ワクワクしたい。」

:最後に、藤原さんがこのプロジェクトで一番伝えたいことは何でしょうか?

:次のその次の世代へ、素晴らしい日本の風景を維持しながら、その地域を成長させ、誇れる日本を残していきたいと思ってます。地球のためにも、次の世代のためにも、既存の考えにとらわれず、新しいことを考えていきたい。

:すごく、藤原さんらしい言葉だと感じました。

:これは、企業としては言っちゃいけないのかも知れないけど、目的は利益を追いかけることじゃない。社会をよりよくすること。結果として利益が生まれたら、それをまた還元して、次の改善につなげる。そんな循環をまわしていきたいと思ってます。

:潮流発電は、そんな“循環”を象徴しているようにも感じます…!

:潮流発電は、そのうちのひとつにすぎない。でもね、こういう小さな一歩が未来を変える可能性を持ってると思います。だから、新しい技術や素材が社会にどう影響していくのか─そんな視点でこの取り組みに興味を持ってもらえたらうれしいです!

新しい挑戦は不安よりワクワク。そう思える仲間がここにいる。

:私はすっかり、藤原さんの想いに魅了されました。この取り組みを、色んな方々に知っていただく企画を考えたいと思います!

:お、いいねいいね!今度さ、試作が上手くいったらスターライトさんの西郷社長と対談しましょう。試作品を持ってもらって「見た目は重そうなのに、1人でも持てるんだ~!」っていう驚きを読者の皆さんにもお届けしたいよね。

:その様子をニッコリ見つめる藤原さんの写真も載せましょう!

:決まり!さあ、楽しみになってきた。皆さん、今後の展開をお楽しみに!!