「プラスチックのプロ」のちょっといい話 Vol.3 プラの表面の美しさはどうやって決まる? 2025.6.10 プラスチックには、「結晶性樹脂」と「非晶性樹脂」という分類があります。プラスチック(=高分子)は、一定の構造を持つ分子が“ひも状”につながったもの。たとえば、プロピレン分子がたくさんつながると「ポリ・プロピレン(PP)」になります。ペットボトルに使われるPET樹脂は、エチレングリコールとテレフタル酸がたくさんつながった「ポリ・エチレン・テレフタレート」で、これが「PET」と呼ばれる理由です。では、
「プラスチックのプロ」のちょっといい話 Vol.2 プラはヒモのカタマリなのだ 2025.6.5 プラスチックは、「高分子(ポリマー)」とも呼ばれ、一定の構造をもつ分子がひも状につながった素材です。この分子の長さが、プラスチックのさまざまな性能に大きく影響します。たとえば、熱を加えるとやわらかくなり、冷やすと固まる「熱可塑性樹脂」では、こんな特徴があります👇① 分子が長いほど、分子同士が絡み合って強度が高くなる。→ 長い毛糸が絡まったカタマリのように、なかなかほどけません。②