「プラスチックのプロ」のちょっといい話 Vol.8 混ぜると地球にやさしくなるプラとは? 2025.8.14 よく耳にする「バイオプラ」。これは、石油ではなく、植物などの再生可能資源からつくられたプラスチックのことを指します。たとえば、サトウキビの廃材に含まれる糖分からつくるポリ乳酸や、非食用植物であるトウゴマを原料としたバイオマスポリアミド(ナイロン)などがその代表です。でも、クルマの分野でいま注目されているのは、内装や外装に使われはじめている「イソソルバイト」。これも、でんぷんや糖からつくられる樹脂で
コネクター用材料で外装耐熱大型部品?PBT材を使った商品開発 2025.4.14 PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)材は、飲料容器用のPET材に似た化学構造で、連続使用温度190℃レベルOKの材料です。 耐熱性で同レベルのポリアミド樹脂(ナイロン樹脂、PA材)に比べ強度・剛性に優れており、吸水による寸法変化がない反面、成形品でのソリ・変形が大きいのも特長。 そのため、クルマ向けでは主に指先サイズの電機用配線のコネクターに使用されています。ガラス繊維で強化したPBT材はコス