「プラスチックのプロ」のちょっといい話 Vol.4 満たすとは?樹脂は収縮がでかいのです 2025.6.12 プラスチックは、長いひも状の分子が絡み合ってカタチをつくります。冷えているときはぎゅっと絡み合っていますが、温度が上がると少しずつほどけていき、やがて流れるほどの液状になったりします。この“とけた”状態で型に流し込み、冷やして固めることで製品にします(これが熱可塑性樹脂の成形です)。でも、「とけた樹脂を型に流し込めばOK!」というわけにはいきません。実はそこに、“収縮”という落とし穴があるんです。